空のむこうに ~自転車徒然 ほんのりと~

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2018年 08月 15日

八月一五日

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近代史については、殆ど、教科書通りな認識、といっても
太平洋戦争あたりの時代はぼかされて、というか、故意に飛ばされちゃった感な
そんな中高生時代でありました。
高校生のころだったと思います。
オヤジの勤務先の市ヶ谷に何かしらお使いもので出向き、一緒に帰りながら
近くだからよってみるか、と、そんな感じで初めて靖国神社の境内へ。
その頃はA級戦犯がどうのこうの、というのは、オヤジの職業がら靖国の話はよく出ていたので、青年期近くのころだったかな。

何かしらの本を読んだとき、未来を見るには過去を知ること、みたいなことだったか、
いわゆる何年に何が起きた、とか、歴史なんてそういった記録でしょ、的な
時間と事柄をひたすら記憶するみたいな部分が嫌いで嫌いで、
そんなとき、シュリーマンの古代への情熱、なる本で
まあ、わかりやすくいうところのインティージョーンズみたいなもん、でちょっと興味が湧き、それ以来、ぼちぼちと歴史本を手にとったりしてたわけです。

最近になってシュリーマンてほんとはね、な記述も見つかって、ガッカリだったのだけど
点火剤となったのは間違いなく。
きっかけの一つでありました。。

で、細々と語れるほど物知りではないので、割愛しますけど
歴史の記述は勝者の歴史であって、戦いに負けたものの歴史は葬り去られる法則に気がついた、というのがひとつの成長。
それに勝者がいつも正しい、とは限らない、という、当たり前なことにも気がついて、
通り一遍の通説では語りきれない歴史があると。
そういうのが面白くて、違った切り口とか、新しい発見、なんてあると興味が湧いて、
買ってくると、ソコまでは良いとして
手に入れたことで安心しきって、書架にしまいこんだまま積読中なことがほとんど。
全く知性のかけらもないね、ぐうたら、だけ。
そんなもんです、ワタクシの場合

で、はた、と気がついたのは、近代から敗戦後の日本の歴史ってどうなんだろう。
コレです。
僅かな知性の欠片で、このあたりをね、今はじっくり考えることにしてるんです。




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by jake490 | 2018-08-15 23:01 | カンジる
2018年 08月 05日

咳声のろにあさラ飴

滑舌に特徴があって、温かくユーモアをたたえる声が好きな永六輔の著書を手にしました。
浅田飴のCMのナレーションが今でも印象が強くて、いったい何してた人なの、
と問われると????なワタクシであるわけです。
というわけで、書架から手にとったのは「職人」「芸人」「商人」の三作。

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反芻するように読む書籍以外は図書館で、という決断をもとに本棚の殆どを処分して
読みたい本は、まず借りて一読し、また読みたいなら、更に借りるか、購入するか考える
ようにしてからもう随分経ちます。
単純に、軽い気持ちで本を買っていた戒めと、読みたいと思って買ったまま積読で
いつ買ったんだっけ、ぐらいに埋もれている書籍が多くて。
かといって、手放すには惜しい、という呆れた状態で。
そんな自分に嫌気が差して、思い切って断捨離したのでした。

近頃は、ネットで様々な記事を読む量も増え、
おまけに写真の編集とかにも時間を割くようになったのでますます書籍から遠のいて。
文芸作品よりも歴史、ノンフィクションの類が好物なので
一つの言説や記述に対して、深掘りしたり、一つの事象に多数の言説を比較して
エビデンスを浮き彫りにしたりするには、書籍を購入したり借りたりするよりは
良いか悪いかは別として、手っ取り早く、
軽くコレ何、から、事実を探求するとか、振り幅広く調べていくにはネットは強力です。
何事も成り立ちと背景とそれがどのように伝聞していったかとかとか
あんまり賢いとは言えない働き悪い灰色の脳細胞を刺激して
思わず「ネットの世界は広大だわ...」と草薙素子してしまうのでした。

そんななかで、図書館に立ち寄るタイミングを失いがちなのもあって営業時間が遅くまで営業している書店、主に古本屋になるのですが、立ち寄ることが増えました。

というのは、より深く認知し理解していくには書籍の力が必要だと思うし
著者の思想イデオロギーをもって書架に並んだ著作の背表紙を眺めていると
単独の書籍から得られるもとのリアルが違って
書架の間を歩いている時点でキュレーションが進んでいて、
ネットから得た知識とこれから書籍で得られる知識との期待値が上がってきているからです。

また、言説の出会いも古本屋ならではのものがあって刺激的ですものね。

永六輔の本もたまたま背表紙を追っていたら発見したわけで
脳内でいきなり、咳声喉に浅田飴、と例の独特な滑舌が蘇り
永六輔の言葉をもっと知りたくなったわけです。

特に、日本って駄目じゃん的な言葉を聴くことが多く感じる時節
連綿と培ってきた芸能や産業技術経済の根っこにある人のココロの中を発掘するキッカケになるような気がしたのでね。

思い込んで空振り三振はよくあるパターンですけどw





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by jake490 | 2018-08-05 23:59 | カンジる
2017年 12月 17日

トリスは青春の味

あるあるネタであるが、何を公言すると、それを阻むような出来事が頻発する
で、口先だけ実行が伴わない現実に挫けそうになる、挫けた、みたいな。
たしか脳科学者の中野信子さんの言葉によると、じぶんはついてる、ついてない、という事象は
其れを感じる人の感覚であって、確立は変わらないらしい。
とすれば、きっとこのあるあるネタは、マヤカシというか、惑わされてはイカンのだろう。

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独身時代は、よく本を購入して蔵書を増やし続けたが、
家族持ちとなってからは、オコヅカイがタランのでね。
ともう一つは知識欲を満足させる本は図書館で、
すぐに必要な知識はインターネットで、
という経済効果のある方法で、と、書架の本の殆どを売り飛ばした。
高価な本も二束三文な時代である。図書受難な時代であるな。

FBで以前記述したことがあるのだが、社会人になって間もなく、戒厳令下の台湾にオシゴトで渡ったのだが
観光で行ったわけでもなく、しがない小さな会社の出張であったから
プライベートな案内人のお世話になったお陰で、
学校で教えてくれない、ニュースで流れ無い、赤裸々な歴史的事実を知ることになる。
それの事実認証を含め、日本史、アジア史を中心に近代の歴史を見直すことを断片的に始めた。
インターネットは、そういった調査をするには重宝だけれども、記事の裏取りとか著者の背景を考えないと、真実は浮かび上がってこない。
そんな、こったで、歴史を調べるのは程々で、後は遊びのほうが遥かに多かったけど
草薙素子いわく、「ネットの世界は広大で....」なので読書から遠のいていたのは事実。

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そんな実感があったから、少ないオコヅカイであるけれども、古本屋回りを始めた。
古本屋の良いよいところは、値段はともかく、一度は人の手に取られた、というフィルターをかけられて、とりあえず生き残った本があって、
昨今のアマゾン攻撃でその時の売れる本を中心にしたランナップではなく、売れる本には違いないが時系列が長い。
書架で背表紙を眺めながら思索するだけで、随分とアタマの整理が進む。
新たな知識欲が湧いてくる。
で、結局、エッセイやルポルタージュ、ノンフィクションなど、知り得た知識を補完したり
新たな情報をという分野が多くなってしまって、 エンタメ的な小説からは遠のいていた。
おそらく、池井戸潤の小説あたりから、暫く読んでいなかった。

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そんなところで、お酒の肴に読書するという、眞に素敵な時間の過ごし方をするFBのポストを拝見したので、それのマネッコ。
お勧めの小説家もありで、まだ未読の著者であったから、早速古本屋で肴を手に入れた。
じゃ、何飲もうかナ、と
この流れの雰囲気からすると、酔うだけの焼酎じゃいかん。
では、ウイスキーで、
できればウヰスキーな感じがヨロシイのだが、フトコロ具合が。
ん〜〜〜ではトリスでw
ポケットボトルなら演出はバッチリだろ〜〜〜〜

中身に踏み込まず、文庫本をパラパラめくりながら、トリスをストレートでチビリ。
あれ、こんなに美味かったっけ?!
僅かなバイト代で飲んだ学生時代、安価なウイスキーに馴染んだ舌が懐かしむのだろうか。
中途半端なウイスキーよりいいかもしれん
う〜〜〜ん、ポケットボトルの雰囲気も加担してるよなぁ

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こういう夜はいい。
贅沢な夜になりそうだ。
と、肝心の読書が進まず、肴になってないまま、眠りに落ちてしまうのだった。
今宵こそ、肴にしたろ。





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by jake490 | 2017-12-17 17:42
2015年 02月 04日

江戸の遺伝子

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江戸時代の生活文化史から現在の生活文化を見直す内容か、と思って手に取り読んでみたのだが、まったく違った。
世界史の中の日本、その江戸時代の文化、政治、の特徴をわかりやすく書かれていて、ともすれば欧米文化よりも卑下してしまいがちな日本の文化、日本の有り様を見直すいい機会になったと思う。
国際社会の一員として日本人の立ち位置を再確認する上でも良書だった。
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by jake490 | 2015-02-04 16:38
2015年 01月 07日

僕たちの国家

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暮れから正月にかけて読みました。
不勉強なワタクシには目からうろこな話もありましたし、勉強してきたことの後押しになるような話もありました。
戦後教育や間違ったベクトルで動いてしまった政治の尻ぬぐい的に、自分たちの暮らす国を深く考えたりせず、日本人としての立ち位置を見失ってしまいがちな世の中の風に警鐘を鳴らしているようにも思いました。

今年の一冊目としてはまずまずのスタートを切れたと思います。
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by jake490 | 2015-01-07 23:28 | カンジる
2014年 08月 10日

フクシマ2題

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旧友が福島にいる。
夏になると桃を送ってくれる。
美味しい桃。 いつもありがたくいただいている。
だが、あの3.11の夏
「放射線測定器でチェック済みでOKな桃だけど、気になるなら食べなくていいよ」と。
彼の住む街も避難勧告はさせていないが、放射線量の多い地域だと、されている。
改めて、放射線はどうなんだ、ときくのは憚れるが、
彼の胸の中には重いものがあるはずだ。
そんな彼だから、食べて被曝するようなものを送ってくるわけがないと自分では思う。

そういいながらも、果たして放射線測定結果に安心できるかという、行政にたいする信頼性に不安がないわけじゃない。

都合の悪い事実は隠蔽される。

だから、食品の安全を願うひとびとは安易に福島産の農産物に手を出さないのだ。
きちんと線引をしないといけない。
それとも、線引できないほど全体が汚染されているのか、
疑いだせばきりがない。

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「境界の町で」
とくにフクシマ関連とは思わずに手にとってみたのだけれど、
周辺住民目線と、原発に携わる人も含めての、ひとつのリアル。

地域を潤す(出稼ぎに行かなくとも済むという経済力を得る)産業であり、地域経済の中心となっている。
原発をよく知らずに経済を優先して誘致を了解し、地域は活性する。
知らないものはよく理解しようと勉強すれば勉強するほど、原発はいかん、という答えがでてくるが.....という地元住民のジレンマ


フクシマの桃の甘さを味わいながら、染み出てくる原発の有り様
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by jake490 | 2014-08-10 18:07
2014年 07月 02日

偽りのサイクル

おそらくこれがアームストロングの真実なんでしょう。
状況証拠を積み上げて炙りたした真実は、虚像を掴まされてきた無念さに憤りを覚えた。
半分も読み終わらないうちに、ボクはイエローバンドをゴミ箱に捨てた。

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「ただマイヨジョーヌ….」「毎秒が生きるチャンス」ほか、ユーチューブで激走するビデオとか、圧倒的な強さを魅せつける、
ファンまでとは行かないが、影響を受けてきたのは事実。
本に書かれているころを鵜呑みにするほど初心じゃないが、積極的にイエローバンドを腕にはめた。
クリスカーマイケルのトレーニング本を参考にしようと思ったこともある。

大いに失望のは、奴はがん克服者を隠れ蓑に偽善者を語り続けた。
がん患者をエイドするリブストロングは最低の詐欺。
ドーピングをして後に悔やむもの、ドーピングに対して罪悪感すら感じていないもの、二通りの人間がいる。奴は後者であること。

今年ももうすぐツール・ド・フランスの季節がやってくる。
残念だが海外のロードレースで飛び抜けたパフォーマンスをみると、もしかして…なんて疑念が湧いてしまう、これは残念だ。
近年、薬にまみれたロードレースにスポンサーがつかないのは、こういう輩たちの巣窟はそう簡単にクリーンにならないと読む背景があるからだろう。
レーサーたちの活躍を色眼鏡で見てしまいそうになる今の気分が悲しい。
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by jake490 | 2014-07-02 13:07 | カンジる
2014年 02月 06日

利休にたずねよ

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史実に基づいたノンフィクションぽい利休像を求めて手にした書であったが、史実とは離れた創作的な利休であったのが残念。
ただ、読み物としては面白く、切腹のときから時間をさかのぼっていいく短編集のスタイルになっているので読みやすい。
スジとは関係ないが、心に残る利休の台詞
「一物を持たずとも、胸中の覚悟と創意があれば、新しい茶の湯が愉しめる.....」
が胸に響き心に残る。
物事を極めようと欲すれば行き着く境地に至る至言のように思える。

ストーリーに賛否両論有るようだが、心に残る一行があればそれで、十分良書。
読む人の境涯によるなぁ。
反復して読んでいるのでまだ読み終わらない。
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by jake490 | 2014-02-06 00:49 | カンジる
2013年 11月 20日

オレたちバブル入行組

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例の倍返し、十倍返し? の半沢直樹が主人公の小説。
ようやく読めました。
テレビは殆ど見ないのでドラマは見ておりません。

池井戸潤の小説は小気味良く読めて、痛快です。
下町ロケットに続いて2作目読了。
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by jake490 | 2013-11-20 17:22 | カンジる
2013年 09月 13日

64 横山秀夫

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綿密な描写の文章にドップリ浸かった。
クライマーズ・ハイにつづいて久々に横山秀夫の本、なかなか緊張感と激しい対峙に蹴落とされそうになりつつも読み続けた。
様々な葛藤を咀嚼して乗り越えていく主人公の有り様に、簡単に心が折れてしまう自分を叱咤する気持ちが昂ぶる。
痛快というわけではないが、地に足をついた力強さを十分に味わうことができた。
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by jake490 | 2013-09-13 15:57 | カンジる