裏高尾は凍っていたよ... 木下沢林道
2009年 01月 10日
昨日のみぞれ混じりの雨の後、今朝は激しく冷え込んだ。
午前中は子供の用事につきあって、午後から自由になる時間を取れたのだが、冷たい北風が強く吹く屋外に出る気力がなくて、コタツでゴロゴロ....
ようやく腰を上げたのは午後1時半をまわった頃、もうそう遠くへは行けませんね。
浅川CRに出ると冷たい北風の洗礼をうけます。ペダルを踏み込んでも20km/hいけばいいような強風です。
出だしから、走る気力を奪われちゃいます。そもそも走り出してから行き先を決めるつもりで走り出しちゃっているものですから。
北風と格闘しながらサドルの上で考える......
そうだ、晩秋から春先にかけて、山の展望が利くシーズンに走ってみたいと思っていた高尾山周辺のリサーチに行ってみよう。
行き先が決まっても、気力がはいらず漫然とペダルを漕ぐ自分.....怠惰だなぁ
多摩御陵をすぎて町田街道入口まで浅川CRを走り、国道20号(甲州街道)に入ります。
中央線のガードをくぐった先の信号を右折すると路面がしっとり濡れています。
それに気温が進む程低くなって行きます。
昨日の雨がまだ乾いていない、ということは、この辺りは雪が降り、路面に積もった雪が溶けだした....ってことなんでしょうか。
やっぱり....こちらは雪だったんですね〜
溶けかかった雪の上をパリパリ音をたてて慎重に走って行きます。
気を抜くとスリップしそうで怖いですが、なんか楽しくなってきました。
雪が薄く積もった小仏峠の登山道入口でUターンして途中見かけたY字路にもどり、その分岐路を進んで行くと舗装が途切れ、更に進んで行くと木下沢林道の起点にたどり着きます。
太陽は山の向こうに傾いて薄暗くなった林道へ入って行くべきか躊躇していると
ハイカーのオヤジさんが、この先凍りついてるよ〜気をつけて行きな〜と声をかけられたので
はぁ〜い、気をつけて行きま〜す、と答えて走り出してしまいました。
しばらく濡れた林道を走って行くとアイスバーンと化した路面が待ち受けていました。
ペダルを踏み込むとスルッと滑ります。けっこう怖いけど、面白いな〜。
空がみえるところは雪とみぞれがそのまま凍って固まったような路面が続きます。
木が生い茂ったところはぬかるみがかった路面に水たまり状態で、いずれにしても気が抜けません。
ゆるい登り勾配をゆっくり一桁スピードで走ります。
暗い林を抜けるとぱっと明るくなり広場が現れます。
真ん中辺りまで進んだあたりでスリップして走れなくなりました。
凍てついた雪にMTBシューズのスパイクも食い込みません。
ついた脚がツルッと滑ってしまいます。
山を下りるハイカーの一団が通り過ぎた後、そこにひとり佇んでいると肌を差す様な冷気と静寂に包まれます。
Jakeを押して先に進むとゲートがありました。
さらに先へ勧めそうですが時刻は4時過ぎになっています。
ここから先は次の機会に行ってみましょう。今日はここで撤退です。
慎重に暗くなった林道を下り、舗装路に出ると夕焼けが始まっていました。
高尾の駅をすぎたあたりで日没。
その付近のコンビニでかじかんだ手を缶コーヒーで温めていると、あたりは暗くなりました。