試乗する前に予選落ちした期待の星 (クルマ乗り換え顛末記その3)
2019年 05月 05日
試乗する前に予選落ちしたわけは、トップグレードのXに試乗した際、後部座席が狭く
息子のアタマがつかえるという.... のが決定的であったわけです。
何度も書いてしまってますが、スポーツドライビングに限らず、基本性能の根幹は軽量低重心。
非力なNAエンジンなれば、ソコは重要で、小型のボデイで慣性も減少し空気抵抗も低く、と
自ずと乗用車タイプ。できれば2シーターで更に絞り込む、みたいな方向になるか、と思います。
ですが、実用的な4人乗り、ある程度荷物も載せて、と普通なライフスタイルであれば
やっぱり乗用車タイプとなるわけですね。
で、非力なNAエンジンにスリップロスのあるATは相性が良いと言い得ないし、ソコを頑張っているエンジニアにはアタマが下がりますが、
やはり、ギアが噛合い、ATミッションに乗るのではなく、エンジンに乗るのが合理的で
しかもスポーティでしょう。
ヨーロッパの小型車ユーザーはMT乗りが多いと聞きますが、そんなトコなのでしょう。
となると、日本の軽トラの技術をなめんなよ、な2ペダルATの5AGSは光り輝きます。
MT押しなのにATなのは、基本構造がMTで変速が自動、もしくはマニュアルでできる
そして、今日的なドライブセーフティテクノロジーが搭載されているということですね。
ドライビングプレジャーを求めるときはMT的に、日常生活や渋滞路ではATで
しかも非力ながらもエンジンの力を使い切れるという素晴らしさ。
小型車としては素晴らしいパワートレインです。
有り体にそういうスポーティさをもとめるとアルトワークスになるのでしょうが
そこは拗れた乗り物愛なワタクシでありますから
あからさまにレーシーさが出てくる幼さを潜め、一見どノーマルで、他がなめてくるような感じがヨロシイのです。
わかるやつだけが見抜けるといった風情が車ライフを潤します。
実のところ、アルトワークスよりも余計なものがないぶん、車体も軽量です。
ワタクシの場合、家人にはモテときたいので、アルトラパンGあたりで
さらに見てくれと内容が拗れたクルマのチョイスとなったことでしょう。