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蝋梅と翡翠

思いがけない幸運、思いがけない出会い、とはこういうものなのか
散々目にしたことはあれどカメラに収めたことがなかったカワセミを撮影できたシ・ア・ワ・セ
頼むから、今年の幸運をこれでチャラってことは無しで。

蝋梅と翡翠_e0123825_11140105.jpg

今日も中指立てたくなるようなことばっかりだぜぇ〜と帰宅すると
iPadで、こっそり撮影してきた写真を見せる家人。
ズルイズルイ、と駄々こねたくなるも、捏ねれば反撃の巨人となるので、
おう。それは良かったね、と、平静を装う。

府中の森で撮影した蝋梅がよろしくなくて、開花したて、なタイミングの蝋梅を撮影したいから
某所につれていいけ、と、有無を言わせぬ週末の計画が決まり
久しく出動していなかった、着ないなら捨てる、と言われた、黒いビバンダム君に変身する
羽毛たっぷりはいった黒いダウンジャケットを取り出し、
自分の手持ち装備では最強クラスの防寒着で梅園のある公園にでかけたわけである。

蝋梅と翡翠_e0123825_11133233.jpg

公園内を歩き回ると、思い通りな蝋梅の開花状況に、テンションを上げて撮影を開始する。
イマイチ蝋梅の撮りたいイメージがわかないワタクシは、
カメラ越しに蝋梅を捉えては徐々にボルテージを上げていく感じ。
いよいよ波に乗ってきたか、な手応えがあるころには、さ、移動しよ、と引っ剥がされるわけで
それは家人が悪いというのではなく、ワタクシが鈍くさい、というか
まあ、しょうがないっしょ。

蝋梅と翡翠_e0123825_11133297.jpg

蝋梅を撮影するイメージがなかなか沸かなかったワタクシにとっては
紅梅がぽつりぽつり咲いていたのがクリティカルヒットで
毎春、形が悪くなってしまった梅の花ばかりであったゆえ、華やいだのですね。

んで、撮影快調、とサクサク撮影を進めていくと、寒さ厳しいゆえか、バッテリーがダウン。
よっしゃ〜 バッテリーチェンジ。と撮影に戻ると、液晶画面にバッテリー切れのサイン。
マジか〜〜〜〜
と、スペアバッテリーが、全て未充電であったわけで、
ああ〜〜〜〜やってもうた~
充電したつもりになってただけやん Orz


こうなるともう撮る気が全くなくなっちゃうわけだけど
そこは去年までのワタクシと違って、ミラーレスからコンパクトカメラのX30にチェンジ
撮りたい画角から撮れる画角へアタマとココロをチェンジする。
といっても、ひっくり返って泣きたいぐらいなのだけどなぁ。
このバカちんがぁ〜〜


ほぼほぼ、家人が納得できる蝋梅と、公園のスナップを終えて、駐車場に戻る途中
なんやら、大砲とかバズーカとか、白いの黒いののでかいレンズを装着した写真家たちが
ある一定のポイントを狙っている現場に差しかかると
ワタクシの望遠レンズでも、ギリギリにディテールが撮せる距離感なのところにカワセミが!

こんなときにバッテリーがないのぉ〜〜〜〜〜〜と泣き、その場を立ち去るのが去年までのワタクシ。
今年は違うw 違いたいwwwww

電源を投入すれば、一枚でも撮れるぐらいの電力は復活するはずだ。
ほらみろ、捉えた。ピントが甘い、もう一枚、とシャッターボタンに指が反応するとたん
電力を失うカメラ。

静かな撮影現場にワタクシの胸の中が怒号にまみれ、アタマが粉砕しそうになる。

もう一回だ。もう一枚撮りたい。
ボデイを摩擦で温めても、なんにもならんかもしれんがの〜〜〜
とカメラをニットグローブを履いた手で摩擦しながら電源を入れる。

お〜〜〜。復活ぅ〜〜〜〜
と1枚撮っては電源死亡、1枚撮っては電源死亡を繰り返し。
胸の怒号のなかに歓喜が紛れたあたりで、二度と電源が入らなくなった。

どうあろうとも奇跡の数枚。
正月早々、熱い撮影ができたシ・ア・ワ・セを噛みしめる。
まあ、結果はさておき、だけど。






by jake490 | 2019-01-06 23:12 | 写真、カメラ

ペダルを回せばご機嫌のカメラ好きな自転車乗り。ご近所彷徨いながら日々の出来事を徒然なるままに


by jake490
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