年の瀬の喧騒から離れ、家人と森の中へ逍遥する。
家人は、気がきいて手袋を装着するも、ワタクシはナメきってそこまで考えが及ばず
カメラの操作が出来ているつもりで、いざレンズを取り替えてみよとすると
思わずレンズを落としそうなくらい、凍えて動かなかった。
自転車でもカメラでも、自分の一部のような存在は、
外界とのインターフェイスでありセンサーでもある。
僅かな光、風、温度の変化の反応が敏感で、時には鋭利になる。
そして、染み入るような静けさが、凍てつく冬の森で柔らかな光を繊細に反射する
枝ばかりの木々から、優しさを。
心が整う、穏やかさを取り戻す、無心になる
悟りを開くまでは、
いやいや流石に、ソコまでは無理