高幡不動の菊まつりと七五三参り
2017年 11月 12日
忙しいのは良いけれど、なかなか休みが取れないないのは親としては心配である。
ワタクシ的には若いうちにすべき苦労はしておけ、
しなくてい良い苦労はその後の糧としておけ、
みたいな、自分ではへこたれてしまいそうなことを、口にしているから
言葉が薄っぺらい。
駄菓子菓子、ワタクシとて、これからなのである。
息子が出張中で休日出勤の早起きが無い分、少しだけのんびりペースの朝。
午後からの用事を考えると、カメラを携えてお出かけできる時間が限られる。
というわけで、毎度の自転車ポタポタ+写真パシャパシャのご近所徘徊。
お昼ゴハンの買い出しをワンポイントいれて高幡不動へ。
境内は幟や屋台が出て賑わっていて、菊まつりと七五三参りの参拝客がゾロゾロ。
雲一つない秋晴れに五重塔の先端、相輪が輝いていた。
僧侶の祈る声が通り、お香の香りと若干の煙たさの中に可愛らしい晴れ着姿が散見される。
我が子の時も体のプロポーションの違いに驚いたが
最近は更に、子供というよりは大人をそのまま小さくしたような。
この事らが成長したら、ガイジンみたいにシートポストを長く出したポジションで
自転車に乗るのだろうな。
それにしても、可愛らしいので、煙をかけて身を清めている姿を一枚撮らせていただいた。
帰宅してMacでその写真を開いてみたら
着物や帯のディテール、髪の毛、などなど、まあ、X30の小さな受光素子なのによく写っている。
フィルムシュミレーションはスタンダードなPROVIAなのだが色の調子も良い感じ。
写真としての成立仕方がヨロシイねぇ。
後付ではあるが、富士フィルムのカメラにして良かった、とニヤリ。
家人にせかされるように菊まつりの雛壇へ。
暫く望遠ズームで撮っていたのだが、
ポジションをいろいろと変えられそうなので35mmにチェンジ。
背面液晶を睨みながらフレーミングをキメるのに動きまくるのは
アタマよりカラダ的なワタクシにはリズムが良い。
丹精込めて栽培された菊はどれもこれも美しい。
愛は形になって美しくあるのだよ。
昨日は赤い紅葉を撮影したいと望んでいながら銀杏の黄色になっちゃった家人なので、
モミジやカエデを探しに境内の奥へ。
菊まつりと参拝客の喧騒は遠のき、寺社ならではの静寂を味わえる。
南に山を抱えているので、山陰に透過光が輝くモミジの赤が鮮烈だ。
まだ緑を残すモミジのコントラストがまた目に鮮やか。
山の深い緑に鮮烈な赤色を落とす手水場に季節を感じながらお参りするなど。
風に揺れる緑と赤。
神仏に手を合わすとき、何時もたいてい全く頭の中が空っぽなのだが、
欲や願いが無いわけじゃないのにナ
何故だ。
煩悩の塊なのにナ