ススキの穂波
2016年 10月 07日
盆暗な眼で世間を見ていいるから断言出来ないけど。
狙っていた、というほど、力が入っていないのですが、
撮ってみたいススキがありまして、
そこに近づくには、夏草が盛大に伸び放題なエリアが邪魔をしていたわけです。
それが、前日辺り、除草してくれたようで、ようやく近づくことが出来ました。
久しぶりの朝日が差し込む朝でしたので、いい頃合いではないかと、
願ったり叶ったり。
穂波の光の濃淡、輝きと陰を、ファインダーを見つめながら
ダイアルを操作してイメージを詰めていく一連の操作感
感性を動作と触感でリンクする操作
というものは、感性を現実のものとしてのリアル感を増幅してくれて、
タッチパネル操作ではえられない感性と直結したライブ感があります。
機材の操作性のテイストの違いが作品にも少なからず影響があるのかな、
と思うこともあります。
けど、何を感じたか、を画像にする行為ですから、
集中してしまうと、機材の存在が希薄になってしまうのでしょう。
ですので、アナログ操作でもタッチ操作でも、どちらでもいいかな、とも思います。
ただ、物量が撮れなかったアナログ機器の時代を経験しているからでしょうか
アナログ操作なカメラで撮影していると1ショットごとに魂こもる、とでも
大袈裟すぎですね。
まあ、丁寧に、撮影している自分がいます。
多分、自分の名前を書くのに、シャーペン、や、普及価格帯のボールペンで書くのと
毛筆や万年筆で書くとの差に近い感覚なのかもしれません。