今はスマートフォンに主役の座を譲った感が濃厚なコンパクトカメラですが、
その生き残り路線の一つ、耐衝撃防塵防水のアウトドアカメラがTG-2。
耐環境性を追求した分、画質的には不利なので、大概のアウトドアカメラの画質はそれとトレードオフ。
とはいえ、この種のカメラの中では大口径レンズを使い、高画質を狙っているカメラですね。
高画質といってもコンパクトカメラでは、という範疇ですが。
アウトドアに出てみると、自然観察という要素もあって、小さな被写体や、クロースアップを撮影することも増えます。
先日妻とのポタリングで、秋を感じさせる樹の実や草花を見つけてはシャッターを切りました。
このカメラのマクロ、特にスーパーマクロがなかなか秀逸で
思わず、ほほう、と唸っちゃいました。
なるほどね、これはアウトドアカメラだ。
高画質といえば、デジイチ以上のカメラが欲しくなっちゃいますけど
写しだす画質がカメラメーカーならではの説得力を持っていて
これがOLYMPUSの絵なのね〜と感じることが多々有り。
まあ、これがいわゆる「味」ということなんですかね。
緻密な描写、というよりも、カメラの世界観というか、描けない分だけ、写真にメッセージ性を与える絵作りを感じせざるを得ないところが、コンパクトカメラの面白いところなのかも知れませんね。