箱根旧道から富士見峠そして大観山
2014年 05月 11日
毎年のことだが、この頃になると富士山を眺めるライドに行きたくてソワソワ、どうも落ち着かない。
風が強く空気もヒンヤリしているここ数日。
我が家近くから見える富士山もスッキリしている。
見頃かな、と富士山とそれに寄り添うように広がる芦ノ湖を俯瞰する風景を眺めに行くことにしよう。
行き先は富士見峠。
芦ノ湖から大観山に登る途中にある鞍型の峠だ。
朝家を出るときは空気はヒンヤリ。風は無し。
先週の疲れがやや残るものの、カラダが温まりだすと、徐々に軽くなる。
30km/h巡航を基本にペダルを回すが、条件がいいので巡航速度はアップ。
アベレージは26km/h+α
小田厚の途中から富士山が裾野まで見えるようになってくる。
雲ひとつ無い空、富士山にかかる雲もない。
今日は期待できるぞ。
心なしペダルの回転が早くなる。
小田原までいいペースで来たので脚を使ってしまったが、余力はまだある。
早川口からは心拍を上げないように回復を図りつつ三枚橋へ。
ここから箱根旧道。
リラックスして力まずに、とペダリングに集中して坂に取り付く。
気温の高さを感じないが、日差しのせいか随分暑い。
真夏のヒルクライムよりは随分マシだよな~
なんて思っていると七曲りに到達。
ここが頑張りどころ。運良く車も来ないので大回りでカーブをこなし、ハイカーさんに「頑張って」と声援をもらいクリア。
七曲りを過ぎると眼下に小田原付近を見下ろせるビューポイント。
クッキリ、というわけにはいかないが、明瞭に遠景が見渡せる。
旅情派なので景色のいいところは躊躇なく停車して堪能する。
一旦傾斜は緩くなるのだが、もうひと頑張り傾斜がきついところがある。
ここをしのいでまもなく甘酒茶屋が見えてくる。
いつもは通りすぎてしまうのだが(なんたって客でごった返している)今日はココで停車。
前日FBで紹介された食べたお餅が食べたい。
美味しそうなのもさることながら如何にも旅人然とした風情がたまらない。
磯部とうぐいすの餅と冷たい抹茶をいただいて旅情に浸る。
そよそよと山の木々の間を通り過ぎる風と、青々とした椛の若葉からこもれる日差しの柔らかさが、なんとも心地よい。
それにココで小腹を満たしておけば都合もいい。
一息ついてリフレッシュ。
気持ちは爽やかだが、脚は固まってしまったw
なのでほぐしながら峠を越えて芦ノ湖。
んん〜〜日差しと風が爽やか〜〜〜
いつもなら小田原で買ってきたアンパンを食べるのだが、イイ感じにお腹は満たされている。
コンビニでオレンジジュースを補給して、いざ大観山への上りに取り付く。
旧道の傾斜と比べれば緩い登り。
だが、坂ヘタレな自分にはじゅうぶんな傾斜であることには違いない。
登っていく背後に姿を表すであろう富士山に心惹かれながらヒルクライム。
見えた!雲ひとつなく完璧にクリアの富士山!
感激!
ジワジワ標高を稼ぎながら富士山を眺める至高のヒルクライム。
そして富士見峠に到着。
美しい風景に心が飲み込まれる。
いいね〜
長居をしてゆっくりと大観山に登り、レストハウスでノンアルコールビアをプシュウっと。
富士山と芦ノ湖を眺めながらのビアは最高。
ここまで登ってきた自分にもご褒美をあげよう。
やたら飛ばし系のモータサイクルが多いと思ったら、ドカティとKTMの試乗会をレストハウスでやっている。
こんなシチュエーションで試乗出来たら最高だなぁ。
と、乗りたくなったが、ここは我慢でしょう。
飛ばしてくるモータサイクルも多いし、気をつけて椿ラインを下り、湯河原へ。
なんとなく、今日は飛ばしたら危ない気もするし、シックリと来ないので抑えていこう。
とその矢先、後輪がスキッド。
前輪加重が高い。今日は乗れていないな。
とますます抑え気味にしてディセント。
いつもは温泉街を抜けて街の雰囲気を楽しみながら走るのだが、オレンジラインを走ってみる。
ここも山の中腹を走る気持ちのいいルートだ。
湯河原からは海岸線を小田原に。
交通量は多いのだが、渋滞はしていないので、まま走り易い。
下りで脚を止めていたので固まった脚を活性化させるのがしんどかったがペースを上げる。
横風が強くなり始めたが向かい風でないのはありがたい。
時おりラインが乱されるが、落ち着いていなす。
平塚からは追い風のR129。
信号ストップがやたら多いのでアベレージは上がらないが、追い風は助かる。
圏央道の工事が終わり、抜け道の再確認をしつつ、北上。
車のほぼ通らないルートは安全で快適。
自宅までずっと追い風に助けられて、距離感を感じずに帰宅あと一息。
日暮れまでには帰宅するつもりだったのだが、景色をのんびり味わったりする旅情派は思いの外時間がかかって西の空は色づいた。
走行距離189km AV22.4km/h