訳あって入山峠
2013年 12月 01日
今日は同行していただけるメンバーも何人か集まり、中学生も含む6人パックでのライド。
府中四谷橋近くのコンビニに集合し8時にスタート。
浅川CRから白く富士山がクッキリ見えます。
でかけが寒かったのと山間部の寒さは半端ないと判断したので、半袖アンダーのうえからヒートテックを重ね着、その上にジャケットという組み合わせ。
これは厚着しすぎました。
走りだすと直ぐに発汗。汗冷えコースまっしぐら。
順調に陣馬街道を進んでいくと、結構なスピードで抜いていったトレインの一人が老人男性と接触事故を起こしているのを目撃。
倒れたバイクが道を塞ぎ、その傍らで老人男性がうずくまっている状況。
救護のお手伝いをして、あとは当事者同士で片付けられるところまで見守って再スタート。
事故を起こさないように安全運転で、と確認し合い気持ちを引き締めて。
陣馬の奥に進むに連れて気温は急激に下がっていく。
日陰に霜が降りているところを見つけたと思ったら、一面に路面凍結が出現。
ソロならともかく、初心者も含んだこのグループではラク者のリスクを考えざるをえない。
先に行ってあまり危険なら峠は諦めて引き返そう、と心に決めた。
陣馬高原下に行くと、日祭日は11時まで通行禁止という情報が。
よく見ると標識にもそうある。
知らなかった。
残念だが1時間以上ここで待っていても寒いだけなので、醍醐林道の方へ迂回する。
ゆっくり下っているだけなのに非常に寒い。
こちらのほうが路面状況は厳しいから、と撤退か前進か頭と目がフル回転。
傍らにあった立て看板がきになったので、読んでみると春先まで道路の復旧工事で通行止め。
今日は和田峠から先に行くのは無理ですね。
というわけで、入山峠をこえて武蔵五日市に出るルートに変更。
落石と枝葉が散乱する荒れた舗装林道をゆらり登っていく。
ヒルクライムが遅い私は殿で。
日当たりがいいので凍結の心配は少なくなったが、今度は熱い。
汗が出ないようにペースを抑えて入山トンネルをくぐると、伐採が進んで見晴らしのいいビューポイントが出現。
ここでひなたぼっことおしゃべりを決め込んだ。
いつの間にか全線舗装になった林道をおりて檜原街道を西へ。
もうお昼が近かったが、卯の花ドーナッツのリクエスト多数につきちとせ屋へ。
揚げたてのドーナッツと、この寒さではありがたやの湯豆腐をいただく。
ドーナッツは皮がパリっとしてジンワリ甘さが広がっていく。
湯豆腐は濃厚な豆腐がまた美味い。
食べたらお腹がぐんと空いてきて武蔵五日市のほうとう屋さんに駆け込んだ。
人気があるようで、人がずいぶん並んでいたが、自転車談義で時間はあってないようなもの。
オーソドックスに五日市ほうとうをいただいた。
お腹が膨れたら、あとは多摩サイに出てのんびりスタートのコンビニへむかう。
傾いた太陽の日差しを浴びながら旅情派ペース。
いつもながら固い握手でお別れをする。
自転車のSNSのつながりだが、この絆は素晴らしい。
出会いに感謝しつつ家路につくと富士山山頂あたりに太陽が落ちていく。
ダイアモンド富士山!
撮影できるポイントまで急いだが、太陽の動きのほうが早く、到着した頃には富士山の後ろに太陽は行ってしまった。
それでもシルエットになった富士山は美しく、ツーリングの余韻を味わいながらみる景色には申し分なかった。