小さな春を見つけた夕方MTBポタ
2013年 03月 17日
床屋に行ってさっぱりして午後は午睡してしまった。
このまま一日が終わってしまうのは惜しい。
日が暮れる前にふらっとMTBに乗ろう。
そうだ、午後から風が強くて自転車に乗るのはいまひとつだな
と、コタツでうつらうつらしながら思っていたんだっけ。
風から守られた里山にはいってほっとする。
道すがら、ほんのり白く咲く梅の花はもう満開だ。
寒い日もあるけれど、もう冬の寒さじゃない。
里山の頂上にたどり着くとコナラの葉っぱがちょこんと顔を出して。
これが徐々に里山全体に緑が広がっていくんだなぁ。
サクサクという踏みしめる音にポリポリという音が混ざって
ふと足下をみると、どんぐりがいっぱい。
そのなかに、パカッと割れて芽をのばしはじめたどんぐりが
こうして春が広がっていく。
雑木林の上は轟々と風がうなっている。
日中のほんわかした温かさの残るこの空間は心やさしい。
乗ったり、かついだり、ほんのり汗をかいて開けた稜線に出ると夕焼けの街を見下ろす。
霞んだ街を見下ろしていると、びゅうと、風にあおられた。