LSDで甲武トンネル
2013年 03月 02日
でも、まだ寝足りない~ 眠い~
外に出てみると、マトモに自転車に乗れないぐらいの強風が吹いていた。
これじゃ、自宅待機か….
いやいや、今日はライドに出かけたい。今日こそロードに乗ろう。
CAAD9に乗るのは、1ヶ月ぶり。随分間があいてしまった。
ライドするとハンドルが妙に低く感じてしまうほど乗ってなかった。
体が鈍ってしまっているのでLSDで行こう。
軽いギアでクルクル回すも、風に煽られると急激にスピードダウン。
踏み込みペダリングになるが風に抗うこと無く同じ力でペダルを回す。
日差しは温かいのに風が冷たいやな天気。
浅川CRを高尾で離れ、あとは甲州街道を西へ。
LSDなのでハアハアすることもなく心拍140ほどで峠を越える。
相変わらず相模湖までのダウンヒルはチョ〜〜気持ちいい。
自重加速で余裕を持ってワインディングロードをいく心地よさはたまらんです。
いつもなら一息入れるコンビニも今日は余裕があるのでスルー。
うさぎとかめ。亀スピードなれどコンスタントに距離を伸ばす。
時折ダンシンを混ぜて眠気と体の血液をシャッフル。
だんだん走るリズムが蘇ってくる感じがする。
この高揚感。いいね。
上野原から進路は北へ。甲武トンネルを目指す。
甲州街道を離れ町並みを抜けると風景は長閑な快適サイクリングロード。
登り基調のアップダウンを細かいギアチェンジで一定の負荷のまま走る。
心なし風が緩くなった感じがするのは目の前の山に風が遮られているからだろう。
いよいよ登坂角度が急になる。
禅問答のような身体能力と速度のバランスを保つ走りは、LSDなので身体能力に余裕がある。
毛細血管に血が回って持久力をアップするのが目的だから、と先を急ぎたくなる衝動を抑える。
ちょっとでも負荷を増やすとあっという間に心拍が上がる。
人間の体はホントに精巧に出来ているもんだ。
トンネル前の東屋に到着。
はっきりしない薄曇りの空は富士山をおぼろげにしか見せてくれない。
呼吸は普通だが、汗はかいた。疲労感は全くない。
登り切った達成感は、やっぱり息を切らして、筋肉が悲鳴を上げそうになりながら登って来たほうがあるよね。
でも、ペースを上げたい衝動を抑えて、リズムよく登ってきた自分もそう悪くないと思った。
富士山はスッキリと見えないが、遠く見える山並みの青いグラデーションは美しい。
高いところに登ってきた人だけが見える景色。
ストレッチをしながら風景をひとしきり眺めたら、体が冷えてきた。
あと少し登ったら甲武トンネル。
トンネルの入口に着くとなんか寒々しい雰囲気。
曇天のせいかな、とトンネルに侵入すると、中がめっぽう寒い。
上野原側は寒いといっても春が近い雰囲気をもった穏やかな寒さだったが、この中は極寒だ。
トンネルを抜けたらマシになるかと思ったら、更に寒い。
イヤーウォーマーやネックウォーマーをしてない他はミッドウインター仕様のウエア。
体の寒さはしのげるが、顔と耳が痛いほどの寒さ。
寒いはずだよ。まだ路肩に雪が残っているじゃん。
路面はドライであるが、粉っぽい。もしかしたら塩カルなのかも。
奥歯をガチガチ言わせながら川乗まで降りてきた。
少しは気温が上がったか、と思いたいが、さほど変わらず。
檜原街道恐るべし。寒いよ〜
五日市駅までは下り基調。
下りバンザイなのだが、ペースが上がると余計に寒い。
ギアを軽めにしてペダルをグルグル回して体を暖めながら走った。
睦橋通りのセブンで、遅い昼飯。また、おにぎりとカップヌードル。
この組み合わせにハマっているかも。
帰路は進行方向が変わったので、追い風基調。
ラクに重たいギアを回せるのでペースも上がる。
40km/h巡航。
普通にこのくらいのペースで走れればいいのに。
日が傾いてきたので、予定のルートを変更してショートカット。
睦橋通りを右折して途中農道を走りR16。
自転車ならではの裏道を通って日野バイパスに接続。
追い風ヒャッホーで思いの外早く帰宅。
ロードのリハビリには調度良い距離感を走れたし、体が少し軽くなった感じがする。
気持ち的にも毒気が抜けて、気分爽やか。
走行距離 91km AV 19.3km/h