カテゴリ:コトのはじまり( 3 )


2014年 08月 29日

Roots

ルーツといってもクンタ・キンテの物語ではなくて、ワタクシの少年時代に乗っていた自転車のお話。

今から、ん〜十年前に、そう、もはや戦後じゃない、と高度成長期に入った時代。
初めて補助輪付きで乗ったのは、お下がりの山口ベニー号。
今のようにブレーキレバーとキャリパーがワイヤーでつながっているんじゃなく、ロッドとカムでつながっている、24インチの実用車だった。
サビだらけの自転車を親父が磨いて綺麗にしてくれた。
嬉しくって泣きそうだったね〜

これで、近所の探検が始まり、補助輪がとれるとさらに探検の範囲は広がった。
低学年のうちは学区内から出てはいけない、というルールがあったのだが、それをちょっと破るという背徳な感じにしびれたね〜
この小型の実用車で、ちょっとした雑木林の中にある起伏でチェーンをガタガタいわせながら上り下りを楽しんだり、スリルを味わったり、そりゃーもう、面白かったね〜

高学年になると山口ベニー号も小さくなり、何世代か乗り継いできたものだから、ガタも著しく新しい自転車に買い換えることになった。

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それがブリジストンとヤングウエイだ。
リッチなお子さんはフラッシャー付きの電飾自転車を買ってもらって、庶民たる我々はうらやましがるのだ。
でもね~フラッシャーがなくたって、あんなもんついてたって重いだけだもん、と一応負け惜しみチックではあるけれど、道理もわきまえた子供だったのだよ、我々は。

ドロップハンドルは当時不良が乗るものと親に言い含まれていたので、セミドロップハンドルは超格好いいと思っていたし、自動車のシフレレバーっぽいデザイン、デュアルヘッドライトもかっこよかった。
それにだ、後輪はなんとディスクブレーキ(メカニカルだけど)
先進の技術でしょ~
それともう一つ、クランクのギアが楕円なのだよ。
もう、この時代にあったんだよ。
尖っている自転車に乗っていたんだと今にして思うw
つや消しブラックのフレームも超カッコ良かった。
これも今のフレームカラーの流行りだよね。
オヂさんはもう子供の頃に今のはやりを体験しちゃったから、ディスクロードのつや消しブラックなカーボンフレームを観てもびくともしないのだ。

この頃の自転車に与えられた夢が今の技術で高性能な自転車として現実化されたんだな、と思ったり。
実のところ、ヤングウエイのディスクブレーキは効きが甘くてキャリパーブレーキのほうが良かったし、楕円キア(オーバルギアっていっていた)も今の楕円ギアとは設計思想が違っていたと思う。
とはいえ、これだけのパーツを思いついて少年用の自転車に盛り込むのは、今の自転車にはないデザイナーとエンジニアの思いが積もった素晴らしいことだったと感じるのはワタクシだけだろうか。

このヤングウエイで中学の時は塾に通い、行動範囲も更に広がって、今は団地、当時は畑と原っぱだった高島平や荒川河川敷、石神井公園、立教大学のグランドと、友達とツルンで走り回った。

で、練馬から千葉に引っ越して高校生になると片道10数キロの自転車通学をするようになった。
バスで通学する手もあったって、繁華街に出れるバス通学の方が刺激的だったのだが、家計節約という命題があって、それに朝寝坊ができるというありがたいメリットもあったから、普通に受け入れた。
千葉は平地というイメージがあるが、ワタクシの通学路は丘陵地帯でアップダウンがかなりある。
ローギアでウンウンいいながら教科書を満載した自転車で通学。
学校の机の中に教科書を置いておく、という技を思いつくことも出来なかった純朴な少年だった頃が懐かしい。

と、その帰り道、ヤングウエイのフレームがポキンと折れちゃったのである。
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でもって、運命の出会いな自転車がミヤタのジュネス。
輪行のできるランドナー
いま見ても、いや、今だから余計に美しいと思える自転車。

なんでいきなりランドナーかというと、高校生にもなると、ドロップハンドルは不良の乗り物、という親がかけた魔法が解けちゃったわけで。
スタンドのついていない自転車こそ本物のスポーツ自転車じゃん、とそんなところがツボ?みたいにカッコ良かった。
これで通学の時のあの坂も頑張らなくても登れるゾと。

だが、お楽しみはそれだけではなくなった。
小学生、中学生のころに染み付いた遠いところに出かけてみる冒険心がむくむくと蘇り、それを実現可能にする性能をもった自転車こそランドナーだったのだ。

当然当時はコンビニなんぞ無いし、店も夕方でオシマイ。
サイコンなんて無いし、地図をデバイダーで測って距離と時間を計算した。
ちょこっと遠くへ出かけるのも、周到な準備が必要だったのだ。
サイクリングは高校生にとって大冒険そのもの。
小心者のワタクシにとってはかなりヤバい旅行なんだよね〜
誘ってくれる友人がいたから出来たようなものだった。

そんなワタクシではあったが、内房から養老渓谷を越えて外房に回る一昼夜をかけて走ってみたり、同じく夜走り始めて筑波山にのぼってくるなど、それなりに冒険心を満たしたものだ。

高校を卒業し東京で一人暮らしを始めると、こんな素晴らしいことをすっかりと忘れてしまうのは若気の至り。
40を超えたいいオッサンになるまで、魂の底から震えるような感動を味わえる、自転車に乗るからこその感覚を思い出せずにいたのである。
モッタイナイ、実に勿体なーい話だなぁ。
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by jake490 | 2014-08-29 22:16 | コトのはじまり
2007年 07月 18日

ブログのタイトルを変更しました

 明日はようやく自転車通勤できそうな天気です。
今朝、起床時は曇りで、準備万端だったのですが、いざ出勤というときに雨が.....
梅雨とはいえ、これだけ雨がつづくと、うんざりしてきます。

ブログのタイトルを変更しました。

ろくにテーマを決めないでスタートしたので、自転車で出かけるときふと思う
言葉をタイトルにしたのですが、ちょっと違うんじゃないかと......

そもそも、自転車通勤が1年続いたらブログ立ち上げてみようかなと考えていました。
いざ立ち上げるとなると、あれこれグズグズ。
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決め手になったのは、自転車を趣味として勧めた友人の勤務先が変わって、コンタクト出来なくなったこと。これが後押しになりました。

自転車に乗ることで、憑物が落ちて自然体になった?(よけいに何やらくっついた!?)今の自分が感じるものを、リキまずに綴っていければと思います。
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by jake490 | 2007-07-18 22:50 | コトのはじまり
2007年 06月 11日

遠く遠く、どこまでも

どこまでも遠くへ、自分の力で
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ふたたび自転車に乗りたくなった、気持ちの核にあるものはこれに尽きるような気がします。

続きはこちら....
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by jake490 | 2007-06-11 12:18 | コトのはじまり