ご馳走
2017年 11月 29日
ストレスと、苦味ばかりが先に立つ月末であったけれど
慰労ということで、お昼ゴハンに鰻を取るとか。
日常的に高級素材の味を楽しむような食生活を送っていないw
なんたってワタクシのご馳走はバーモントカレー中辛だぁからねぇ
鰻といったら大したご馳走なので
ま〜〜、嫌なことはスッカリ忘れる忘れるw
というわけで、楽しみにしながら、仕事を片付けていたわけさ。
お昼時になって、鰻が届いた、というので食堂に出向くと
鰻のお重が入っているはずの紙袋が小さすぎる。
訝しく思いながら、紙袋から取り出した鰻重
その器は、なんと、使い捨て容器であった。
鰻に使い捨て容器か〜〜〜〜
ワタクシ的には、ご馳走が台無しになってしまったキモチが大きくて
非常に寂しくなってしまったわけだ。
食通でも何でもないけれども、鰻を扱う職人さんの技は長いことかかってみにつけたものであることぐらいは知っているし
食べ物と器の美意識とか、目に訴える美味しさとか、食事を活かすための器だとか
そんな総体があるから、おもてなしの心があるから、
そしてそれらに敬意があるから、ご馳走足り得るし、お高い食事代をお支払するわけです。
なんかネ
職人のわざと心意気とね、コチラの期待をね、使い捨てちゃった気分になっちゃった。
ただね、それでも食べるよ。
ただね、鰻を食べるというよりは美味い安いの牛丼食べているような、
鰻というスペシャル感は薄い。
牛丼だって丼で食べたほうが美味しもの。ただね、牛丼は巷ではファーストフードだからね。
会社のオンナノコは、食べ終わったお重を片付ける手間が省けるから、いい!って言っていたけれど
それなら、食べたやつに片付けさせれば良い。
どんな料理でも
出前を取ったら、食べ終わった食器をサラッと洗い、こちらが不在であっても、
引き取りに来た店人に器が「ごちそうさま」って言っているか如くな心遣いは
失いたくないなぁ。
料理と器の関係は大事だよねぇ
スーパーの割引値札の付いたお惣菜でも、パックのまま食べるのと器に盛り付けて食すのと
ドッチが美味しいか、分かるでしょ〜〜〜