求められる仕事は可能な限り全部引き受けるし(なんたって売上目標達成できずな月が続いているし)ルーティンワークな仕事じゃないから、常に予想外な事案発生するし、
なんたって、今の自分の技量に満足出来ないから、もっとレベルアップしたいし
なんてコトをやっていると、ソレとは違う考え方な方々から批判がましい言葉が飛んでくる。
志を同じくする同僚はワタクシの仕事を、サッカーで言うところのPK戦を毎日ずっとやっているようなものだから、キッカーのメンタルとか責任感とか、分からない人はわかんないよね。
と上手いこと言うな、と思う。
ワタクシにしてみれば、トップを目指すアスリートとか、命を削るように素晴らしい物を生み出す職人さんとか、素晴らしいビジョンを追求するフォトグラファーが回りにいるおかげで
強いパッションをもらえているから、また、そういう情熱の世界の住人でありたいわけで
脆弱なメンタルにも関わらず、折れずに高みを目指せるわけですわ。
大した仕事してないで、大仰な物言いでお恥ずかしいオハナシである。
ま、アウトオブ眼中なんだけど、あんまり目の前をチョコマカされると苛ついてしまった夕暮れ。
夕方のゴールデンタイムを逃して、さほど光もよろしくなかったのもあって、ここはLSDでしょ~、な
さてドコ回って帰るかな、とさしたる考えもなく走り出したら、
ランチタイムに散歩している里山に視線が固定。
暗くてもまだ走れるかも〜〜〜
それに道もわかっているし〜〜
と、やっぱり、気分転換に、チョイと強い刺激が欲しくなっちゃった。
トレイルの入り口に立つと、山に続く登り道はほとんど真っ暗で、
チキンなワタクシ、早速ビビリがはいります。
こえ〜〜〜〜なぁ
と、山に入ると、少し目が慣れて、まだ残照がのこった雑木林のディテールが見えるように。
登りは瞬く間にインナーローで
特に難しい地形ではないから、問題は斜度だけで
だけといっても、やっぱり今のワタクシには急峻でありありまして
稜線に出る前にペダルを回せず沈。
心肺は一杯一杯で、リバースするトコだった。
のしのし押して登り、稜線のトレイルで、呼吸が整うのを待った。
僅かに光の残る里山はもののけの気配が濃厚。
自分の小ささが身にしみてくる。
たちどまっていると、ヤブ蚊がまとわりつき出したので、走り出す。
暗闇に慣れた眼に300lumenなれどヘッドライトが描く路面はしっかり見える。
重心バランスを意識しながらゆっくりと森の出口へ。
頭上を覆いかぶさる雑木林がなくなると、世の中まだ明るいじゃん。
ぐらい、瞳孔を開いてたんだなぁ。
緊張から開放されて、すごくコーヒーが飲みたくなったが、近くにナニもなし。
ここで飲んだらかなり美味しいコーヒーになったはずだ。
トレイルの登りで出し切った出がらしな脚は加速をする能力を失って
もう軽く流すしかすべもなく
夜の色が深くなっていく向かい風の多摩サイをゆるりゆるりと。
ああ、たのし。