梅雨は一体ドコへ行っちゃった。
爽やかな朝である。だが、かなり蒸していはいる。
暗い重い森の雰囲気も悪くはないが、朝日を浴びる森は気持ちいい。
だが森のなかに入ると、木々の葉が生い茂り、日光を遮るから
やっぱり暗い。
外が明るい分、余計に暗く感じる。
一度天候が荒れたり雨が降ったあとの森は
あらぶれた天気の足跡が残り、サプライズが待ってる。
幼い葉が成熟した深い緑の上にフワリと。
まるで小さな葉がプラチナのように。
雨後の森は昆虫などの動きも活発らしい。
脚がやたら長くちっちゃな豆粒の身体、ユーモラスなフォルムの蜘蛛が
なにやら探索するような足取りで動いているのを多く目撃する。
丸太の割れ目から、オレンジ色の、これは多分粘菌かな
谷戸に近いから湿度が高くて
ということは、既にもう悩まされているが藪蚊がスゴイ。
めちゃくちゃ刺された。
それに、これでもか、というぐらい痒い!
時間はまだ余裕があったのだが。
カメラを構えていられない。
逃げるように森を出る。
が、出る間際、朝日が届くところまで歩いてきたら
朝日に向かって咲く花が
ダメ押しで撮る!!!
が、そこで、藪蚊の集中攻撃。
おかげで午前中ずっと痒さに苛まれたままだった。
いつも出かける前に防虫スプレーを忘れてしまう。
防虫スプレーも撮影機材だな。