MTB(Cannondale SL2 2012)オーバーホール
2015年 12月 20日
日常点検整備は行ってきたものの、デイリーユースでもあるSL2は、宝物扱いとは程遠いが、粗雑に扱ってもいない。
実生活の脚から里山散策、時にはロングライドで湘南までと幅広く生活に密着した良き相棒で、守備範囲が広いゆえ、性能と価格バランスが程よい、丈夫さ、補修時にコストが掛からない、などなど、いい塩梅のバイクとしセレクトしたものだ。
残念ながら、高性能なバイクをデイリーユースにできる財力が無いw
このいい塩梅のSL2を乗って3年、いやはやOHもせずに結構な月日がたってしまったのね。
SL2は完成車の時点で概ね性能的問題は無いのだが、ホイールだけ、MAVICのチューブレス対応リムと、XTハブの手組に交換してある。
当時出始めたチューブレスタイヤを履けるように考慮したのだが、今ではチューブレスレディが完成車に装着されているという何とも羨ましいことですなぁ。
ハブもクイックレリーズからスルーアクセルに変わりつつあるようで、今あるものを長く乗り続けるには、現行規格の部品を確保するとか、トレンドを掴んでおく必要がありそうな気配。
今回のOHでは、とくにグレードアップを考えず、傷んだ部品のみを交換とするつもりだったのだけれど、現状ここをもうチョット何とか、と感じるところが2点。
ひとつは、フロントサスペンションの動きが渋いんじゃね?!
もうひとつは、チェーンリングのアウターを全然使わなくなっちゃった。
サスペンションについては、自分自身、結構鈍感で、なんかオカシイ?と思ったらロックしたままだった、なんて、その場では口にできないおバカさんぶり。
なのだけど、ここの登りで木の根っ子を乗り越えてくれたら、脚つかずに済んだのに、な、サスが動いてくれたら行けたよ、とか、性能の良いサスペンションのついたバイクをグイッと押し付けた時に返ってくる反力とスムーズさに、その差をまざまざと感じたこと。
それに、MTBの設計の流れが、29や27.5に向いていて、性能の良い26用のサスペンションは今後入手するのが難しいのではないか、と。
さして予算があるわけじゃないので、定評のある高級サスペンションには手が届かないから、その下あたりのグレードで、としても、今のサスペンションとあまり変わらないようなら意味が無いし、なら、駆動系に手を入れたほうがいいのかな、とおもったり…..
悶々モンモン
で、MTBオーソリティーが大勢のFBで呟いたところ、サスペンションを交換したほうが幸せになれると方向を導かれ、オマケにコスパ抜群、低価格なれど性能の良いサスペンションありまっせ!な情報をいただき、これなら予算内でイケル!!!!
と、ここまではトントン拍子。
仕事の頃合いとか、予定とか、年内、あまり慌ただしくならない間に、とか、正月休みは乗る期会が多そうだとかとか、でクリスマスを間近に控えたタイミングではありますが、OHを発注。
そうしたら、即問題発生。
ネットではクイックレリーズタイプがあったのだが、実際には無い?もしくは在庫がない。
なので、スルーアクセル用のハブにホイールを組み直すと経費がかかる。
すると、キツネ印のカシマコートでないモノが買えるから、そちらのほうがよいのではないか、と。
むむむむ
予算がライズするが、選択肢ないねぇ
じゃ、そのキツネ印で、と変更し、在庫を調べてもらうと…..
これも無いじゃんOrz
じゃあ、もうフロントサスペンション交換は諦めます、と泣き面に蜂。
店長さん、ちょっと待ってくださいね~ とさらに検索していくと
これならどうですかね~
と、組み直す+コスパ抜群サスのお値段とほぼ一緒
な、ロックショックスSIDのデッドストックを掘り出してきてくれた。
MTBの世界はとんと無知だが、ロックショックスSIDの名前ぐらいは聞いたことがある。いいサスペンションとも聞いている。
世の中の趨勢はキツネ印のようだが、デイリーユース+里山ライドなワタクシには猫に小判豚に真珠には間違いない。
楽しくなってきたゾ
で、COG忘年会明けで、電気ブランショックから抜け出せないまま、家族サービスに精を出し、ようやく体の空いたお昼すぎ、ショップに預けてくる。
ショップに向かう途中マジョーラ塗装のR800乗りの方と遭遇し、お声がけして、話しながら八王子まで走る。
フィレットのスムーズな仕上がりと言い、塗装と言い、その佇まいは美しい。
スゴイぞCannondale!
勿論、COGをおすすめして、かつ、拙ブログにも訪問をお願いして、その場ではお別れ。
なかなかにしていい出会いがあるな。
帰宅しまたまた家族サービスに精を出していると、ショップから入電。
やっぱね、な、コラムサイズの問題。
アダプターがいるんだよね~
ステムも交換するから、費用がさらにアップしちゃうので、フロントサスペンションはキャンセルしてもいいですよ、といわれたが……
どのみち、フロントサスペンションを変えようとすれば、通る道。
懐は氷河期突入だねぇ。
遊びに行くポケットマネーなんか無くなったし、これはある意味、強制的に山ラー山コーと、清貧な自転車遊びが決定付けられた瞬間でもあったwwww