日一日と秋を感じさせるようになってきました。
自転車でライドに出かけるにはいい季節ですね。
されど、うち2日はお仕事になってしまいました。
悔しいですね~
仕事と言っても、一人で淡々と、な感じですから、出勤時間はアバウトでw
いつもの里山トレイルの朝は清々しい。
鳥の声も虫の声も聞こえない。
雲間から時折差し込む朝日が梢を抜けてくる。
谷戸に抜けると、稲を干す作業に追われていた。
鼻が詰まっているのかな、稲の匂いが分からない。
どの位干したら脱穀するのかな。
干した稲を眺めながら畦道を行く。
時代に取り残されたような面影の風景。
里山保全地区だから、
なのかもしれないけれど、日本人である自分を見つめているような
そんな心持ち
畔に咲く草花
この花の名前は知らないけれど、畦に根を張り畦を守ってきた草花
花弁の先の淡いピンクが清楚で清々しい
花の一つ一つは小さくてか弱いけれど、
咲き乱れれは静かに生命力があふれる。
ハルジオン?ヒメジオン?
よくわかんないや
実りから冬枯れへむかう時間の中で咲く花は
儚い感じで
足元に目を移せば朝露が草葉に集まって
冷ややかに光を跳ね返してくる
何の実?
小さなトゲトゲ
朝の空気から水分を集めて
こんな実は初めて見たなぁ
小さな谷戸から街道へ
息を切らしてペダルを回し、
あっという間にエネルギーを使い果たして、
あとは惰性のようにペダルを回す
里山で時間を使ってしまったから
多摩川沿いは人が多く出ていて
ゆっくりと走る
会社に着く前にもう一本山の中へ
本音を言えば、仕事をせずにこのまま走っちゃおうか
な〜んてね。
また谷戸のある里山と違う雰囲気の、もうひとつの里山。
どんぐりやくぬぎがトレイルにたっぷり落ちていて
走るとパリンパリン
どんぐりを潰しながら走り抜けていく
まったく秋の音、心のなかに豊穣な何かが湧いてくるような
もっと走りたいなぁ
と思いつつ里山の背中から麓に降りて小さな川に沿う歩道をのんびり
勢いの良かった夏草がすっかりやせ衰えて秋の佇まい
そんななかでも、咲く花は
小振りなれど強烈な赤い色彩で目を釘付けに
まったく、里山の秋を探して走り続けたい衝動を抑えるの
大変、大変