偽りのサイクル
2014年 07月 02日
状況証拠を積み上げて炙りたした真実は、虚像を掴まされてきた無念さに憤りを覚えた。
半分も読み終わらないうちに、ボクはイエローバンドをゴミ箱に捨てた。
「ただマイヨジョーヌ….」「毎秒が生きるチャンス」ほか、ユーチューブで激走するビデオとか、圧倒的な強さを魅せつける、
ファンまでとは行かないが、影響を受けてきたのは事実。
本に書かれているころを鵜呑みにするほど初心じゃないが、積極的にイエローバンドを腕にはめた。
クリスカーマイケルのトレーニング本を参考にしようと思ったこともある。
大いに失望のは、奴はがん克服者を隠れ蓑に偽善者を語り続けた。
がん患者をエイドするリブストロングは最低の詐欺。
ドーピングをして後に悔やむもの、ドーピングに対して罪悪感すら感じていないもの、二通りの人間がいる。奴は後者であること。
今年ももうすぐツール・ド・フランスの季節がやってくる。
残念だが海外のロードレースで飛び抜けたパフォーマンスをみると、もしかして…なんて疑念が湧いてしまう、これは残念だ。
近年、薬にまみれたロードレースにスポンサーがつかないのは、こういう輩たちの巣窟はそう簡単にクリーンにならないと読む背景があるからだろう。
レーサーたちの活躍を色眼鏡で見てしまいそうになる今の気分が悲しい。