タヌキに出くわした里山ライド
2013年 01月 03日
晴天の空は気持よく、気温もそう低くはないのだが、風が強い。
そんな時は里山に逃げこむのが一番だ。
さっそく最寄りの里山に登ると富士山にご対面。
今日の富士山は背中に雲を背負っている。
奥多摩の山のほか、大菩薩連嶺、武甲山などもクッキリ見える。
高くはない里山だが、この眺めは侮りがたい。
尾根から谷戸に向かってサクサク枯葉を踏んで降りていく。
木漏れ日と枯葉の匂いが心地よい。
一旦里山を離脱してメインディッシュの多摩ニュータウンの里山へ向かう。
のんびりとしたいので歩道をママチャリ速度でゆっくりと。
尾根幹を越えて多摩ニュータウンの里山にコースイン。
ココらへんは気温がちょっと低め、登りで頑張って体温をあげる。
上り詰めて緩やかな下りをスタンディングで。
膝と肘をサスペンションにして、ゆるゆる下る。
ふと空を見上げると高い空に飛行機雲が伸びていく。
さらに日当たりの良い谷戸を登り始めると、湧き水を半割の竹に流して、静かな里山に爽やかな水音を響かせている。
陽光に光る水が冷たさそうだ。水を触ることを躊躇して結局やめた。
まだ未踏のトレイルを見つけたので行ってみる。
尾根筋に向かって、まるで空に伸びていくトレイルのようで爽快だ。
中腹で谷戸を見渡す景色が広がる。
これはいい。
霜が溶けて一部マッド。ちょいと滑ったりビビったり。
トレイルは雑木林の中に。
カサコソ枯葉のフカフカなトレイルを進んで陽だまりに出ると、林の中からタヌキが飛び出した。
こちらに気づいていないのだろうか、丸っこいお尻をこちらに向けてヒョコヒョコ歩いて行く。
近づいたら逃げちゃうだろうな、とカメラの望遠を伸ばすが、まだ遠い。
脅かすのは嫌だから暫くとどまって、姿を消してからまた走りだした。
このトレイルがどこに続くのか確認できたら、元のトレイルに戻る。
行きと帰りではまた雰囲気が違って見えるのが面白い。
まだまだ不案内のこの里山。好奇心に任せていろいろ探索して楽しめる。
もう一本といきたいところだが、時間切れ。
そろそろ、ついでに頼まれたお昼の買い物をしなければ。
里山を出て、尾根幹、南野のセブンで豚まんと温かいお茶を補給。
小腹が空いて、喉も渇きました。
温かいお茶が美味しい。
アフタートレイルの豚まんと温かいお茶、癖になりそうです。