醍醐林道から陣馬山へ
2011年 12月 31日
まだ脚を踏み込んだことがない和田峠から陣馬山に至るトレイルを走ってきました。
登山道を走るのは初めての経験です。
陣馬街道を夕焼け小焼けの里を過ぎ、和田峠を向かうには左折するところを直進すると醍醐林道。
このあたりからは周囲は霜が降りて真っ白。寒さも半端ないです。
シューズカバーをつけているのにつま先からしんしんと寒さが侵食。
路面凍結に注意をしながら坂を登って民家が切れ山に入って行きます。
山に入ると木立に日光が遮られ一段と寒さが厳しい。
登坂する熱量と気温と相殺してバランスを取りながら寒さをしのいで登っていく。
景色がよさそうなひだまりを見つけたのでそこで一息いれるようと思ったら先客に猿が…..
目を合わせないようにビビりながら横を通過。
猿の方が根性がすわっていて逃げもせず、こちらをチラ見するだけ。
逃げないんだったら写真とっておきゃよかったなぁ、と思いつつ、景色のいいひだまりで一息入れる。
風もなく静かだ。
腰の痛みが和らいだらまた坂を登り始める。
醍醐林道のクレストは印も何もない。
標高が高くなるにつれ日陰の寒さが勝ち始める。
日差しを求めてジワジワ登る。
醍醐林道のクレストは醍醐峠と名前がついているが、この林道に標識もないので最も高いこのあたりが峠かも、と脚を止めて東に広がる展望を眺めて一休み。
ここから南へ下って行くと山と山の間の鞍部の大和田峠に至る。
短い未舗装な部分があるが上手く脱重して走ればロードでもいけちゃうかもしれない。
和田峠には大晦日だというのに登ってきたロード乗りが数人休憩中。
皆さんがんばりますね〜
さてここから陣馬山に登って行きます。
軽自動車が走れそうな道幅はすぐに狭まり山小屋に荷物をボッカする小さな運搬車が通れるだけの道幅となる。
登山道としては広い方なのだろうが、ドロップハンドルを握る身にとってはとても狭く感じる。
傾斜がきつくインナーローで登ってもバランスをとる自身がないのですぐさま押しに入る。
トレイルを走るにはバランス感覚をもっと鍛えないと走れないな。
一短押しにはいると山頂までほぼ乗車することなく押しの一手だった。
陣馬山山頂は360度展望がきくゴキゲンな山頂だ。
気持ちいいぞ〜〜〜
浅川CRを走っていたときは山頂が見えてた富士山は残念ながら雲がかかってしまったが、それはそれでいい眺め。
都心方向も眺めが良いから、スカイツリーも見えるはず….
きょうはかすんでよくわからなかったけど。
登山客の昼食風景にお腹がぐっとすいてきた。
体が冷えないうちに降りるとしよう。
ブレーキがち握りで超ビビりながらトレイルを下る。
ぬかった溝にタイヤを取られて冷や汗をかいたり、石に弾かれて谷側に振られたりと、トレイルと格闘しながら和田峠まで。
峠につくと安堵の息が漏れる。
ウインドブレーカーをはおり、さび〜〜〜と雄叫びを上げながら陣馬高原下までおりる。
降りても寒さが変わらないじゃん。
凍結した路面に注意しながらペダルを回し、恩方のセブンでカップ麺をすすってようやく人心地ついた。
凍えながら食べた担々麺、サイコー。
もちろん初のシングルトラックもスリル満点(腕がないだけだけれど)
ショートトリップだったけれど良いランができた。