月明かりに照らされて
2011年 01月 19日
とりあえず頭痛薬を飲んで仕事を終了。
ネックウォーマーで顔を隠すようにずり上げて冷えきった社外に出て、空を見上げると、月がこうこうと輝いていた。
フリースのネックウォーマーで顔を隠しているせいか、寒さが軽減されて肩に入った力が抜ける。
ゆっくり走り出すと、僕の影がアスファルトに落ちていた。
蒼く柔らかい月光とそれがつくりだす影のある夜の街を軽いギアでペダルを回す。
隙間から入ってくる冷風が頬を斬る。
体重を左右に振りながら坂道をダンシングでのぼり、身体が温まったら、コンコンとギアをシフトアップ。
ケイデンスをあげていく。力むではなく、流すではなく、自分のリズムとスピードで。
無心で走っているうちに、いつのまにか頭痛がきれいさっぱり治まっている。
自宅前、クリートをはずし、ふたたび空を見上げて月を眺めて光を浴びた。